クラウドERPがもたらす在宅ワークの可能性

待ったなしの在宅ワーク!

人手不足、共働き世帯の増加、過労死の問題…。

現代の日本では従来の働き方を見直すことへの関心がこれまでになく高まっています。もはや待ったなし、長時間労働が当たり前の環境を改め、生活と労働のバランスが取れた環境づくりが求められています。

また、2020年にはコロナウイルスの影響で多くの企業が在宅ワークを採用せざるを得なくなりました。

「海外にチームを派遣できないため、日本から現地の子会社のデータを管理できるようにしたい」

「来期の業績予測が読めない中、テレワークでコミュニケーションもとりづらい。  より効率的に予算管理が行える仕組み化が急務」

という相談を弊社でも多く受けるようになりました。

そのためには何が必要か?そしてどのような形で進めていけばよいのか?数十年もの間行われ続けてきた「日本型」の労働環境を変えていくのは簡単なことではありません。

単に掛け声だけで進めていくのではなく、具体的なビジョンとメリットの両方を見据えたうえで進めていかないと結局「絵に描いた餅」で終わってしまう恐れがあります。

在宅勤務の大きな難点は、労働時間の短縮など労働者にとってのメリットが経営者にとってのデメリットに結びついてしまう面があることです。

その結果経営側は表面上は理解を示し、掛け声を上げるものの実際には積極的に推し進めていく気はないといった状況に陥ってしまうこともしばしば。それを避けるためにも双方にとってメリットの大きい働き方改革が求められます。労働時間を短縮することで労働者の生産性と意欲が上昇し、それが経営状態の向上にも結びつくといったような具体性が欠かせないわけです。

クラウドERPがもたらす在宅ワークのポイント

そんな現代における働き方改革において、クラウドERPがもたらすメリットは少なくないといえます。クラウドシステムの導入による業務の効率化は、労働者の負担を減らしつつ業績アップを目指していくこともできるからです。

この改革におけるクラウドERPがもたらすメリットのポイントはおもに3つあります。

クラウドERPメリット1: データの可視化で意思疎通が楽に!

まず情報把握の簡便化。大量のデータを一元化して管理することで従来に比べて格段にスムーズな情報の把握が可能になります。

例えば本社と支社、支社同士の連絡や情報の共有なども従来の膨大なメール、書類のやり取りが大幅に削減されますし、全員が必要な情報をしっかり共有できる環境を築くことができます。あまり膨大な量の情報を書類やメールでやり取りしているとどうしても見逃してしまう部分も出てきます。

クラウドERPメリット2: 意思決定のスピードがアップ

2つ目は何事においてもスピードがアップすることです。先ほどの情報の共有とスムーズに伝達は意思決定を早める上でも役立ちます。あらかじめ必要な情報を共有し、それについての意見を各々がまとめておけば日本型経営の典型ともいえる長い会議を避けることができます。

また財務会計や在庫管理、予実管理といった重要な情報はリアルタイムで更新させることができるため、つねに最新の情報を把握することで意思決定を早めることもできます。最新の情報が入るたびにメールなどで情報交換をするといった面倒もなく、必要なことだけを話しあい、スムーズに意思決定へと導いていくことができるのです。

クラウドERPメリット3: 精度の高いデータ収集を可能に

3つ目は、データ分析やプランニングにおける精度の向上が挙げられます。現代ビジネスではデータの量が膨大になりすぎて人間の手には負えなくなりつつあります。その結果多くの人員を配置する必要があり、しかもスタッフ同士の連携がうまくいかないとたちまち必要なデータをカバーできなくなってしまいます。

これは先ほどの意思決定や情報の共有の問題とも関わってきますが、重要なデータをカバーできないとデータ分析・プランニングといったプロジェクトの成否に直接関わる作業にも深刻な影響が生じます。

この点でもクラウドERPはクラウドシステムを活用したデータの一元化と可視化に加えて自動でのデータ分析などの機能を通して効率を高めることができます。しかも分析は人間に比べて客観的。もちろん最終的な判断を下すのは人間ですが、そのために必要データを精度の高い環境で用意することができるのです。

せっかく時間と労力をかけて分析を行い、計画を立てたというのに大事なところで大事なデータの参照がすっぽり抜けていたので役に立たなかった…そんなありがちなトラブルとロスを防ぐのにも役立つでしょう。

まとめ

こうした3つのポイントを見ても在宅ワークにERPがもたらすさまざまなメリットが見えてくるでしょう。

長々と会議を続けているにも関わらず、いつまで経っても意思決定が下されない。そんなトップの決定を現場の従業員は延々と待ち続ける。どう考えても処理しきれない情報を従業員は抱えなければならず、連日の残業で疲労が蓄積するとますます能率が低下する…。

こうした日本型経営によく見られるといわれる労働環境の問題をERPは大幅に改善し、しかも業務の制度もアップさせる可能性を秘めているのです。加えて導入コストも従来の基幹システムに比べて安く済みますし、導入までの期間も短い。

なかなか思うように在宅ワーク改革を進められずにいる企業はこの観点からERPの導入を検討してみてはいかがでしょうか。


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